1968年に亡くなって40年以上が経ちますが、未だその名演は色褪せることがありません。オクターブ奏法による独特のフレージング、親指だけによるピッキングで奏でるマイルドなトーン、後出のジャズギタリストにも多大な影響を与えた単音によるフレージングの組み立ての妙、どれをとってもウェスの世界です。

ギターを上に向けて弾いたり、全部同じグリップで弾いたりと教室での指導上良くない点もありますが(笑)、ギターはこれだけ自由なのです。ジャズってよくわからないという人もこの自由さと独特なトーンを味わってみてください。

紹介する曲は名演“Fullhouse”です。