MIT(マサチューセッツ工科大学)で学士号と修士号を取得、ギターは独学で習得、ギターやアンプには自ら改造を加え、エフェクターは自分で開発してしまう理系頭脳派ギタリスト、トム・ショルツ。そのバンド“ボストン”はほぼ8年に一度しかアルバムを発表しない完璧主義者。でもそんなイメージとは裏腹に、美しく壮大で優しいロックフィーリング、僕は大好きです。

そのボストンのファーストから“More Than Feeling(宇宙の彼方へ)”を紹介します。1976年発表、40代以上の方は知ってる方も多いと思いますし、30代以下でも聞いたことはあるのではないかという有名な曲です。

イントロのDsus4ーCadd9thーGのアルペジオ、2弦のD音を弾き続けることで美しいラインが奏でられます。定番パターンですが、ギタリストとしては是非覚えて欲しいコードワークですね。12弦アコギのサウンドですが、12弦ギターってなかなか持ってないですよね(笑)。そういう場合は、コーラスを掛けて雰囲気を出しましょう!
ハイコードでのカッティングは、GーCーEmーDーCというダイアトニック上のコードを16ビートを感じながら弾くシンプルなもので初心者の練習には最適です。シンプルだけど、かっこよく弾くには正確なタイム感が必要とされます。是非メトロノームで練習して下さい。
ソロは、シンプルなメジャースケールを使ったわかりやすいメロディーばかりなので、これも初心者の練習にぴったりです。ハモったりするので、これも正確なリズムで弾かないと台無しです。リズムに気を付けて練習してみて下さい。
頑張って1曲世通して完全コピーしてみると、いい勉強になると思います。

新しい映像もあるみたいですが、時代的な雰囲気も感じていただきたいので、昔の映像をピックアップしました。原曲より短くなっています。